今回、個人的なやむを得ない事情で岩手県に用事がありまして(勿論、自宅を出てから高速のPAトイレに二回寄った他は郊外のホテルの部屋まで一切誰とも話さず接触せずに入室)。疲労や道中の安全性を考えて新幹線で行こうかとも考えましたが、ワクチン2回接種済みとは云え人との接触を極力避ける為に敢えて高速道路で単独移動。交通事故で救急に掛かる訳にもいかないので100㎞/hピタのクルーズコントロールでかなり慎重に移動しました。
本来なら桜山神社や川徳の地下辺りにでも行って懐かしの白龍じゃじゃ麺など食したかったのですが、この時期なので流石にそれも憚られる。
じゃあ折角なので自転車で熊しか居ない山奥でもフラフラすれば、誰とも接触も会話も無く過ごせるんじゃ?
と云う事で行って来ました。
全行程62.5km
所要時間4.5時間
標高約1500m(頂上までの獲得標高1210m)!
ちゃんとCHROME KURSK AW+フラペ状態のTIMEペダルで登りましたよ!👟
山頂のここから2kmの藤七温泉も入りたかったですけど自粛しました。
(時に「クルスク」ってロシアの原潜と同じ名前ですね。丸くて黒い平べったい円筒形の本体に、赤くて四角い靴底やタグのワンポイントのロゴも、原潜のクルスクと同じだ。)
そして成る程!「AW」はALL WEATHER対応の略か💡
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今回八幡平を登ってみて、僕がここを登れたんだから、日本の山どこでも大体このシューズと自転車で登って行けちゃうと云う事が証明出来たと思います。
麓の街中を自転車で走っていて、ふと遠くの山を見上げて
「よしっ!今からあそこのてっぺんまで自転車で標高1500m登るぞ!」
と不意に思っても、このCHROMEの自転車用スニーカーKURSK AWなら(ちゃんとした装備や補給は別として、飽くまで靴のスペックだけで言えばですけど)本当に行こうと思ったらフラペだろうとビンディングペダルだろうと、そのまま行けちゃう、って事です(スピードプレイだと流石に無理っぽいかなぁ?)。
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岩手~秋田県境の八幡平アスピーテライン(岩手県側)見返峠。標高1541m。
頂上でスニーカーの証拠写真を撮ったのですが、脚が死に過ぎてて全然上がって無いな 笑(あ、一見、県境看板に自転車を立てかけてあるように見える写真ですが、一切触れてません。ちゃんと離れて手で持ってます。その辺、僕、自分に対してうるさいので。)
取り敢えず宿とビジターセンターのスタート時の証拠写真も。
後はYouTubeの本当に最後の最後。アスピーテラインを降り切った48分35秒付近に疲れ過ぎていてかなり脚があやしいですけど、CHROMEのスニーカーを頑張ってカメラに向けようとして、辛うじて上げて見せてます 笑。
しかし改めて、下りだけで約50分て、ヤバい長さだな••••••。
登りスタート地点の松尾八幡平ビジターセンターから登りだけで21kmのコース。
因みに「八幡平ビジターセンター」と云うと秋田側と二つあるみたいなのでお気を付けて下さい。岩手県側は
「‘’松尾,,八幡平ビジターセンター」
です。
因みにここのコーヒー☕️
おじさんがサイフォンで淹れてくれて美味しいです。
済みません。間違えてましたが「アスピーデ」では無く「アスピーテ」ですね。
伊製の空対空誘導ミサイル「アスピーデ」とは全く関係ありません。アスピー「デ」だとマムシって意味らしいのでヴァイパーみたいな事か。
アスピー「テ」は、盾🛡
伝統的な火山の分類方法で「盾状火山」の事らしいです。成る程。抑もの形状の定義からして斜度10%以下なんですね(けど所々15%有ったぞ••••••)。だから中腹にあんな地熱発電のホットスポットがあるのか。マントル内のプルームとか、結構大きめなのかなぁ??(関係無いか••••••)
僕の中では富士スバルラインの24kmに次ぐ長めのヒルクライム(因みに富士山は成層火山ですね)。しかもビジターセンターまでは13km自走。
「よし、それじゃあ」と云う事でいよいよ、CHROMEさんから提供頂いたサイクリング用シューズ「KURSK AW」をロードの本格ヒルクライムでシェイクダウン。
CHROME KURSK AW
いくら商品提供を受けて嬉しかったとは云え、また、いくら汎用型サイクリングシューズとは云え、このレベルの超(?)本格ヒルクライムにスニーカーを初投入するなんて我ながら無茶するな〜、とは思いましたが、僕に商品を託して下さったCHROMEさんに報いる為にも、死ぬ気で登ります!
••••••と、意気込んで登り始めたのですが、登り始めの10%超え部分からして、なんか意外とフツーに登れちゃいます。
以前ウレタンのエントリーシューズからカーボンシューズにビンディングシューズを変えた時に
(まるで靴底にかまぼこの板を入れて、「大きいかまぼこフラペ」を踏んで居るみたいだ!!••••••)
と衝撃を受けたのですが、流石にそこまでガチガチの剛性では無いし、当然ビンディングでは無いので引き脚も使えないものの、フルフラットで硬めな靴底が、普通のスニーカーのソールではフニャって力が逃げるところをちゃんと逃げずに活かしてくれているっぽいです。
さながら上述の
「大きいカーボンかまぼこ板フラペ」
ならぬ
「panaracerの大きめゴム底フラペ」
です。
シッティングでもフニャら無いですし、ダンシングでも滑らずストレス無く踏めて居ます。TIMEのペダルって幅が細いのでフラペとしては大分踏み難い筈なんですけどね。
前回の高速道路長距離運転の記事でも言及した滑らないソールが、TIMEの細いペダルによく噛んでグリップしてくれているのかも。
靴のアッパー側面も、事前の車のペダルワークでも感じた通り頑丈なのに薄めだったのでクランクと干渉せずにペダリング出来ました。
今回カーボンフラッグシップロードのTRANSONICを持って来たのも登りが楽になって良かったのかも知れません。なんだかんだ言って僕の持つ自転車の中では1番軽くて硬くて、フロント楕円インナーとリア34Tなので。
激坂の登りでも浮かずに坂に噛むようにフロントだけ重めのディープリムのバレットウルトラにして、リアはトルクが掛かるように軽くて剛性の高いシャマルウルトラにしてあります。
舗装さえしてくれればエベレストでも登れます(嘘)。
八幡平のコース的な注意点としては、全体的に斜度の緩いアスピーテラインですが、距離が21㎞と長いことですかね?
まあほぼ中間地点の7㎞地点辺りの地熱発電のところできれいなトイレと自販機があるので助かりましたが、固形物はありませんので補給食品はしっかり買って行きましょう。スタート地点のビジターセンターでもトイレは勿論、お土産やお菓子など色々売ってます。僕はドラゴンアイクッキーを買いました。知ってますか?八幡平のドラゴンアイ。凄い神秘的で素敵ですよ。是非皆さんにも見て欲しいです。
斜度的には
①序盤のビジターセンター出発直後の登り
③それと最後に源太岩辺り
以上3箇所(それと一部のスノーシェルターの直登部分)などは10〜15%の斜度がありました。ですがそれ以外は全体的に概ね7〜8%辺りの斜度で助かりました。
それと源太岩を過ぎるともう頂上の尾根沿いを走る感じで斜度も一気に緩む(3〜5%かな?)ので、死にかけの脚には優しかったです。
あとこれは余り関係無いかも知れませんが、中盤の学習院スノードームまでは矢鱈とコバエが多くて難渋しました。地熱発電以降は、硫黄の所為か、それとも標高の所為か、蜻蛉や蝶しか居らず顔周りは鬱陶しくなかったです。
そうそう、もう一つ。
源太岩を過ぎると、下界で30℃近い蒸し暑さの気候でも、夏用長袖ジャージで肌寒く感じる程の気温でしたのでご注意下さい。クライマーの皆さんなら真夏でもウィンブレくらい常備して居るのでしょうけど。
あ、最後にもう一個!
矢張りこの長さの下りになると油圧ディスクブレーキが欲しいですね••••••。
さて、宿泊終わってこの後••••••。
関東への帰り道。疲れた身体で一気に長距離移動は危険なので中間地点の福島に休息がてら一泊して帰る予定。
で、その際に磐梯山の浄土平ヒルクライムにでも寄る予定だったのですが、今回の八幡平でもう僕の自転車のお腹はいっぱいになってしまいました。
どうしよう。
そうだ💡
このKURSK AWで徒歩登山やウォーキングでもしてみよう。
そしてその次は筑波山で斜度30%の激坂ヒルクライムにCHROME KURSK AW ×TREK ROSCOE 7でチャレンジしてみようか。
そのうち、美浦村週末カフェやplay atre土浦駅とかにもこのシューズと自転車で行きたいなぁ。
※時に••••••
これ••••••
お分かりいただけただろうか?••••••