なんと!
先日、有難い事にご縁有ってchrome Japan公式さんよりお声掛け頂きまして、新発売の自転車用スニーカーを提供して頂ける事になりました。
chrome KURSK AW
曰く
「地面との転がりを重視するタイヤの特性から、シューズに求める特性へ振り切った配合のバランスを追求した結果、ソールラバーにおいて相反すると考えられてきた“グリップ力”と“耐摩耗性”を高次元で両立。事実、研究段階で実施したソールラバーの性能テストで、名だたるサイクリング向けスニーカーを凌駕する数値を叩き出した。」
「CHROME フットウェアの代表作でもあるオリジナルのアーバンバイクスニーカーKURSKがALL WEATHER(全天候型)にアップデート。5mm高くなったフォクシングテープ、ガセット付きのシュータン、タフな1000デニールのハイドロフォビックナイロンに包まれた疎水性の高いアッパーにより、外からの塵や水が侵入しづらく、速乾性が高い。晴天下では通気性に富んだ、まさに全天候型フットウェア。」
だそうな。
う〜ん••••••。中々にスペック厨の心を擽(くすぐ)って来る文句じゃないか••••••。
写真撮ろうとしてフラッシュ焚いたら、靴紐や踵にしっかりリフレクターも入ってますね。
panaracerさん。当然軽量チューブ厨の僕はR-air使用してました。チューブの方は今はSOYOラテックスやウレタンチューブに変わってしまったけれども、タイヤの方は今でも僕の自転車にグラベルキング履いてますよ。
chromeさん。バッグやロゴで存在は知って居ましたけど、実際に使うのは初めてかも。
丁度ヒルクライムに行く予定の直前でシューズが届きまして、此処までして頂いたからには、折角ならビンディングシューズでは無く、試しにこの戴いたスニーカーで登ってみようじゃないか、と考えました。
僕のような時速5km/hの貧脚クライマーが、このスニーカーで片道20km以上のヒルクライムや最大斜度25%超えのヒルクライムなんかを登る事が出来たなら、
「フラペでヒルクラもイケるじゃないか!」
と云う事の証になるのではないかと思って。
抑(そもそ)もですが、僕は結構スニーカーで自転車乗ったりするんですよね。
MTBのロスコーはコケたら危ないのでピン付きフラペですし、ロードもcafe rideの時は偶にスニーカーで乗ってます。幸い、timeのペダルはフラペとしても使えるくらいには踏みしろがあります。
おしゃれカフェって、
「自転車乗りさんは歓迎だけどスパイク(ビンディングの事と思われる)は脱いでください」
みたいな事が多い気がします。まあ確かに、ログハウス調の木の床とか綺麗なフローリングとかがズタボロになったら困っちゃうでしょうし。
所詮僕はガチ勢ではなくてエンジョイ勢ですので、カッコ良さげな色んなメーカーのパーツを頗るちゃんぽんで組んだりもしてますし、RIDEも楽しければ何でも良いのです。
僕のお気に入りシューズは専らメレルなんですが、
これ、ハイク用なので歩くのには最高なんですけど、ソールやアッパーが分厚くて感覚が「ボヨーン」としていて車の運転には少し怖いんですよね。大袈裟に云うと、恐竜の脚スリッパを履いて車を運転して居る感じ。まあドライビング用じゃないので当然と言えばそうなのですが。
で、同じ感じで自転車のペダリング時にも分厚いアッパーの側面が偶にクランクと干渉しちゃうんですよね。まあこれも自転車用じゃ無いので仕方ないのですが。
少し慣らしでKURSKで街中をウォークしてみた所感触が良さげ。硬めのソールと言いつつもクッション性自体は悪くなく、膝に優しい。
そこで取り敢えず峠までの遠征に車で約6時間(!)、KURSKを履いて高速を運転してみました。すると、
「ドライビングシューズかっ!」
と云うくらいの安心感で疲れず違和感なく運転出来ました。
多分なんですが、ペダルワークの感覚が掴み易い厚過ぎないのに硬めなソールと、隣のペダルを邪魔しない薄さなのに丈夫なナイロンキャンパスのアッパー、それとかなり高いグリップ力でフラットな靴底のソール。
自転車のペダリング用に考えられたこれらの機能が、踵を支点にしたフットレストやABペダルの踏み分け、大して質の良くない車純正ツルツルゴムペダルとのグリップをシューズ側でアシスト、ドライビングのアクセルワークやヒール&トゥー等々ともかなり親和性高いものと思われます。
全体的な靴のフォーマットとしてはconverseのローカットスニーカーに近い感じ?
これ、何気にドライビングシューズとしても優秀なのではないでしょうか(実は僕は国内Aの四輪ライセンスも持って居るのです)。
それと、歩いている時にわざと少し濡れたタイルで横&縦滑りテンションを掛けてみました。
こう云う滑るシチュエーションの時、僕のメレルのVibramソールは細かいフィンがヌメって濡れた岩場や路面に抵抗して柔らかく噛む事で滑らないと云う、まるでスタッドレスでドリフトする(いやそれじゃ滑っとるやん)ような感触なんですが、
(汚い靴底でごめんなさい••••••)
このKURSKは、硬いソールの感触のまま、素材自体で滑らない感じ。この謎の安心感は、なんかスニーカーとしては初めての不思議な感覚かも。
(深いスリットで水捌けも良さそうです)
走り屋さんやローディーさん達に分かりやすく例えて言うなら、ブリヂストンのポテンザ(いや、硬いと云う事で言ったらPIRELLIか?)やcontinentalのGRAND-PRIX5000の素材でソールを作った感じとでも言ったら良いかな?(panaracerさん別メーカーで例えてごめんなさい🙏💦)。
僕、個人的には結構ポップな色のスニーカーも好きなんですけど、綺麗な水色とか、白×ピンクとかカラーバリエーション出したら女子にも売れるんじゃないかな?どちらかと云うと女子ローディーの方がフラペ勢多そうですし(けどそれだとチェーンや油で汚れちゃうかな?)。
何れにしても僕的にはこれ、かなり気に入ったので、これに(2つ穴のSPDタイプはあるみたいなんですが)3つ穴でTIMEペダルのビンディングを付けてみたいと、ふと思いました。
あ、でもそしたら
「歩き易いスニーカーでそのままサッと自転車に乗れる」
と云うメインコンセプトがブレちゃうか••••••。
抑もそんなヘンテコでニッチなニーズ、僕以外に発想する奴なんて居ないか(笑)
まあ兎に角、次の記事ではKURSK×僕の旗艦ガチバイク、TRANSONICでヒルクラしてみたいと思います。