石• • • 岡• • •
そう。
僕が石岡に来なくなってもう何年だろうか
今日は久しぶりの石岡駅である。
約10年振りくらいか。
昨夜は自転車ごと部屋に泊まれるホテル「SOSHA」のレストランでマッシュルームのサラダとシーフードのカルパッチョとペペロンチーノを頼んだが果たして••••••
マッシュルームがコレでもか!と大きくて旨かったなぁ。
さて、今日の僕は何腹だ?
待て待てそう焦るんじゃない、僕は腹が減っているだけなんだ。腹の中が綺麗にスッカラカンだ。
しかしなんだか随分と駅前の様子も変わったなぁ〜
高校のグラウンドだった筈の広かったところに小綺麗で大きなビジネスホテルなんかが建って居るじゃないか。これも新しい石岡スタイルか。
ライトな浦島太郎感覚。
暗い夜道を徐に歩いて行くと、おや?
ポツンと一軒、市役所近く、青果市場の一画の真っ暗な中に居酒屋風の食事処の灯りがある。
『陣屋門』
どれどれ 今日はここにしてみるか。
中に入ると••••••
ほう!外からは分からなかったが、かなり賑わっているじゃないか。
そうそう、チェーン店も悪くは無いが、そればっかりでは面白くない。こういう地元に愛されている店が良いんだよなぁ。こういう店の方が、僕には合う。
見るとグループでどのテーブル席も埋まって居るが僕は独り客だ。さてどうする?店員?
何と、居酒屋店風の店内なのにカウンター席に案内された。カウンターが用意されて居るとは中々やるじゃないか。しかもカウンターはテーブル席からは死角になっている。
僕はラーメン店などは美味い行列店よりも普通のチェーン店が好きだ。
並んで食べるのが嫌いというより食べている時後ろで誰かが待っているという状態が嫌なんだ。
それに行列店は従業員と客、その双方に
「行列が出来る美味い人気店のラーメン」
と云う余計な意識が働いている。それが僕にはとても邪魔で不愉快なんだ。
ラーメンを食べる時はね、誰にも邪魔されず
自由で、なんというか
救われてなきゃあダメなんだ。
独りで静かで豊かで・・・
話しがズレた。今はラーメンはどうでもいい。
兎に角このカウンターは僕的にはとても居心地がいい。
どれ、メニューを開いて、っと。
オススメは••••••ん?常陸産の肉料理。
ほう、旨そうだ。
しかし今日の僕は肉の気分じゃ無いな。どうしたものか••••••
?
なんだ?
おいおい、居酒屋なのにペペロンチーノまであるじゃないか。いきなり脅しにかかって来るなぁ。
しかしそう!パスタと云えばペペロンチーノだ。
よく考えたら昨夜と全く同じメニュー。2日連続は初めてか?
まあ良いか。なにも常識にとらわれなくてもいい。美味しけりゃそれで。
いただきます。
先ずはタラの芽の天ぷら。
うん旨い。
迂闊だった!
前菜まで昨日と全く同じシーフードのカルパッチョでどうする。でも旨い。
お?
昨夜の爽やかペペロンチーノとは少し違う。
今日のはニンニクとオリーブが口の中で激しくロックを踊っているな。
くーっ!コレですよ!
そうそう。
こういうのが良いんだよ、こういうのが。
折角なので卓上に置いてあるペペロンオイルも追い掛けしてしまおう。
こういうガツン!とした味のペペロンチーノ、
大好物っ!
じゃあ食後は毛色を変えて••••••
デザートに白い卵を使ったプリン。
なんでも米を食べさせて育てた鳥の卵を使ったそうだ。これは期待出来るぞ。
おお。プリンは淡白だがカラメルが濃厚だな。
コントラストが良いぞ。嫌いじゃない。
それと柘榴のノンアルカクテル🍸
昨夜は府中誉の渡舟純米吟醸だったからな。
今夜の食後はサッパリと。
次に来た時は石岡酒造の純米酒か柚子梅酒も頼んでみるか。
ご馳走様でした。